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執筆者の写真Hiromi Iwaya

ホリスティック栄養学入門〜心の栄養素③「運動」〜





「運動をしないことは、憂鬱になる薬を飲むようなもの」



そう言ったのは、


ハーバード大学で最も人気のある講師だったタル・ベン・シャハー氏の言葉ですが、





日本の精神科医 樺沢先生も、


「最も効果的なうつ病予防法」が「運動」だと言ってます。





ジョギングやウォーキング、水泳、エアロビクスなどの有酸素運動をすることが、


うつ病を予防し、不安や落ち込んだ気分を改善して、

ストレスホルモンを正常化することが


多くの研究で示されていると言われています。





具体的な運動量としては、週に2~3時間(1回45分以上)

汗が流れる程度の運動が推奨されますが、


普通のウォーキングなど、軽い運動でも効果が得られるとのこと。






2016年のアメリカの研究では、


うつ病の人の運動前後の血液サンプルを分析したところ、

運動によってさまざまな炎症マーカーの値が著しく低下していて、



プラス!




脳の健康に貢献する、いろいろなホルモンや

他の物質のレベルが増加していたんだそうです。






因みにですが、うつ病の薬の添付文書を見ると、

その副作用として




・自殺念慮

・他害行為

・攻撃性

・錯乱

・幻覚

・躁病

・不安

・焦燥

・興奮

・せん妄



といった精神的なことから



・基礎疾患の悪化

・けん怠感

・疲労

・血小板減少

・起立性低血圧

・下痢

・消化不良

・蕁麻疹




などの体の症状まで、

ホントに数えきれないほど羅列されてます。







お伝えしたいことは、運動にはうつ病にも効果があるくらい

心を元気にしてくれるということですが、



同時に、アクティブなライフスタイルを維持することは、

健康を維持するためにも大切です。





運動することで、


心臓病、脳卒中、糖尿病などのリスクを減らすのに役立ち、



また、加齢とともに萎縮する脳の健康と認知機能を改善するのにも役立ちます。





現代社会は、動かないライフスタイル、

座りっぱなしの生活をしていると言われていますが、




身体を動かして筋肉や骨を強くすることで

贅肉のないスリムな体型を維持できることに加えて、



動いて血流改善することで、


心臓病や糖尿病などの慢性疾患のリスクを下げるのに役立ち、

ストレスや炎症を軽減することも示されています。





運を動かすと書いて「運動」ですが、


大きく運が動くと、気分もアップ!



毎日ワクワク過ごすことで、

さらに運も鰻登りに上がっていくのかなと思います。






食べることや寝ることは、

毎日、意識しなくても必ずしていると思いますが、



運動は、正直、やらなくても困りません。





カラダだけじゃなく心の元気の元になる運動、

するかしないかは、あなた次第です!





ps.

ハードな運動は、返って病気や不調の原因になるとも言われています。

あなたが楽しく続けられるものを、ぜひ探してみてくださいね。




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